先生の美しい声は、口角の上がった笑顔の奥から聞こえてきます。
私たちが上手に歌えた時は、先生の瞳がキラリと光るのですぐに分かります。それが先生からの“OKサイン”です。
厳しい指導ですが、例え話を出して少しでも私たちが理解出来るように、ユーモアたっぷりの口調で教えて下さいます。
知らず知らず声が出るようになるから不思議、練習場はさながら私達のマジックルームで、楽しい練習時間を過ごしています。
個性の違った合唱団をいくつも指導されていて、体力的にも大変きついと思うのですが、レッスンに入るとあのバイタリティーは、喜寿過ぎの身体(失礼!)とは思えません。
歌う喜びは勿論のこと、教わる喜びも教えて下さる先生です。
(Y.Kさんの合唱団機関誌投稿より)